| 今回は、平成の大合併の嵐が吹き荒れるなか、意外な宣言をした街（村）を紹介します。 （「ララシティ」というサイトの日記で公開した項目「輝かしき白紙撤回」で簡単に説明していたが、故あって間接的な方法でしか閲覧不能に…） 新潟県加茂市の雑感 沖縄県読谷村の雑感 ↓こちらは、私が考えた新潟県加茂市民キャラ・高瀬加茂【たかせ・かも】（左）と福島県矢祭町民キャラ・小宮山律【こみやま・りつ】（中央）です。  （画像左端の沖縄県北中城村民キャラ・中城滝三【なかぐすく・たきぞう】は、私の早とちりで描いたものです…） その１・福島県矢祭町 私は2003年夏に見かけた新聞記事で、初めて福島県矢祭【やまつり】町が全国に先駆け「市町村合併拒否」＆「住基ネット不参加（今年８月にその件でもめているのが、引っかかるけど…）」を宣言した所だと、初めて知りました。  私は家族と隣の茨城県大子【だいご】町になら、行った事があります。 （確か､町内の道路標識で「矢祭」という地名を見た気もするが､当時の私は「『祭』がつく地名って､珍しいよね♪」と感じただけかも？） 矢祭町が2001年10月31日に「（市町村）合併に頼りたくない町」を宣言し、04年に福島県知事が変わり、しばらくは心配でした…。 それ以来、全国各地の自治体関係者が視察に訪れて、町役場はてんてこ舞いに…（それが原因で、町のホームページを見られない人が多いんですね…。） ↓こちらは、「あれ？10月31日はハロウィンだよね？」と気付き、描いたイラストです。  （↑画像左下の小宮山碧【こみやま・みどり】[旧姓・儘田【ままだ】]は、私が描いた漫画『大間々【おおまま】はみどり』のスピンオフ作品に登場予定のキャラです。） 確か、あの頃は高校の文化祭の片付けを終えて、中間テスト期間だったような… （当然、高校時代に描いた手描きのイラストマップには、香川県に施行した「さぬき市」も、福島県矢祭町の詳細も書いてません…）  （『近所明和く？』のPDF文書版は「吉江小利根【よしえ・ことね】の漫画その他のダウンロードページ」にあります。） 同年12月26日、その矢祭町が町議会議員の給与を日当制にすると議会で決めた事も驚きました。 2008年８月頃、どこかのTV番組で「矢祭町役場は、窓口を午後７時まで開放」と聞いたような… 矢祭がどんな町かというと… 矢祭山（「東北の耶馬溪【やばけい】」の異名を持つ、桜とつつじや紅葉の名所）のふもとであり、久慈川が南北に流れる町で、名所は塩ノ平温泉と矢祭山温泉やあゆの橋で、名物は鮎とこんにゃく、柚子【ゆず】です。 （本場・耶馬溪がある大分県耶馬溪町は、中津市に編入されて残念だし…） 冬になると、久慈川にシガ（流氷の一種？）が流れるそうです。 テレビの旅行番組で、町の南北に通じる水郡線が出たとしても、なぜか矢祭山はスルーだし…。 （茨城県大子町の袋田【ふくろだ】の滝は、欠かさず紹介されるのに !!） 2009年２月３日より、矢祭山観光センターに「鮎ラーメン」という矢祭町の新たな名物が登場したそうです。 （同じく鮎ダシのうどん＆そばもあるよ♪） 近況は『ブログ矢祭山』をどうぞ。 試しに東白川ファームを調べてみたけど、岐阜県東白川村の情報が紛れ込んだりで、たいした事ないような… 実現可能なら、以下にあげる矢祭町を舞台にした漫画を描いてみたいです。 ●『あとの矢祭』（『地名の神様』の番外編として制作） 足利に住む女性キャラ・吉江新萩【よしえ・あらはぎ】が、矢祭町へ向かいやりがいがある仕事（…といっても、年４，５回しか依頼のない仕事）をもらうストーリーの漫画です。 ●『みどりの黒髪』（漫画『大間々【おおまま】はみどり』のスピンオフ作品） 基本的には、矢祭町の説明を交えた恋愛漫画になるはず…。連動ブログの「１月２日の記事」を参照。（後日、詳しく説明します…） ●『2016年のみどり市』（「みどりの黒髪」の続編） 町長の娘である儘田碧【ままだ・みどり】が、矢祭町の住民・小宮山律と結婚して10年後、長女の茉莉花【まりか】（ハロウィンの画像中、左端の女の子）を中心に繰り広げられるローカルギャグ？ ２度目の東京オリンピックが、本当に誘致されるかどうかでプロローグの描写が変わるはず… 『あとの矢祭』作中では１番しか紹介されませんが、矢祭町の応援ソングを作ってみました。 『がんばれ矢祭』 やってきました 合併の嵐 それに反旗をひるがえす 素晴らしい町がある 福島の南端の 矢祭町さ 春になれば 矢祭山で 桜とつつじが咲き誇る がんばれ矢祭 がんばれ矢祭 さぁさみんなで応援だ （間奏） まだも止まらぬ 合併の嵐 それにあえて立ち向かう 素晴らしい町がある 福島の南端の 矢祭町さ 夏になれば 新緑の中 久慈川で鮎釣り がんばれ矢祭 がんばれ矢祭 さぁさみんなで応援だ （間奏） 住民呆れる 合併の嵐 それに一喝大激怒 素晴らしい町がある 福島の南端の 矢祭町さ 秋になれば 矢祭山で 紅葉狩りに奇岩めぐり がんばれ矢祭 がんばれ矢祭 さぁさみんなで応援だ （間奏） 終止符打てよ 合併の嵐 それに沈黙守り抜く 素晴らしい町がある 福島の南端の 矢祭町さ 冬は久慈川に シガ（川の流氷？）が流れ 帰りは温泉寄ってくか がんばれ矢祭 がんばれ矢祭 さぁさみんなで応援だ この曲のフルコーラスを私が歌うボール入りのアニメにする予定なので、その絵コンテを描いてみました。     PDF文書版はこちら完成したら、当サイトや連動ブログに（動画の）リンクを貼るつもりです。 2010年11月19日追記）「自作ムービー＞頑張る町の応援ソング」へボーカル部分の音声ファイルを公開しました。 （諸事情で一部歌詞を変更していますが…） その２・新潟県加茂市  加茂市という街を簡単に説明すると…ユキツバキが咲き乱れる桐箪笥【タンス】の全国シェア70％の街で、梨が美味しい小京都といった感じでしょうか。 東京都武蔵野市で（2008年に）作品展が行われた写真家・牛腸茂雄の出身地って点も意外かも〜。 岐阜県美濃加茂市が周辺町村を編入かと心配してたら、白紙撤回と聞くので、今度は関市が富加【とみか】町他を編入してないか、不安かも…。 （なお、三重県関町は亀山市へ編入されました…） 市町村合併による「ストロー効果」に懸念して、2002年に加茂市が「合併しない方針」を打ち出したのは、矢祭町長にとっても驚きかも〜。 （むしろ、東京とかの大都市圏が地方都市の活気＆労働力を吸い尽くすヴァンパイアというか〜） 加茂市には、加茂川という川が流れているから、それこそ「越後の小京都」と呼ばれる所以【ゆえん】かも〜。 京都市では、途中で「鴨川」と川の名前を変えるけど、千葉県鴨川市（鴨川シーワールドの所在地）が隣の天津小湊【あまつこみなと】町を編入したので、嘆きたいかも…。 ん？京都といえば、島田紳助さんが「京都は着物の街だから、新撰組のコスプレでイメージアップはどや？」と言ってたのを思い出したけど、近藤勇【こんどう・いさみ】と土方歳三【ひじかた・としぞう】が有名すぎて、初代筆頭局長である芹沢鴨【せりざわ・かも】の陰が薄いかも…。 参照 新撰組百科事典 新撰組（ウィキペディア） その他のサイト えっ？和月伸宏先生の漫画『るろうに剣心』のどの辺に、芹沢鴨が登場するの？ その漫画は登場人物の元ネタの多くが新潟県の地名だったので、私が見落としていた市町村合併を多数見つけてしまいました… 加茂市は、ロシアのコムソモリスクナアムーレと姉妹都市を提携してるのですが、市民にとっては長すぎる地名で覚えにくいかも…。  椿が市の花なので、椿油が特産品の東京都大島町（伊豆諸島）が姉妹都市なのは、当然かも？ せっかくなので、加茂市の応援ソングを考えてみました。 『加茂にカモ〜ン』 加茂 かも カモ Come on（カモ〜ン） 加茂 かも カモ Come on 新潟県は合併の嵐で 新たなガタが来まくり県 そこで加茂市が 合併しない方針 とても素晴らしい…かも !! 加茂は桐タンスのシェアが 全国の70パーセント ユキツバキが咲く小京都で 梨の産地って意外…かも !! 加茂 かも カモ Come on 加茂 かも カモ Come on （間奏） 新撰組の芹沢鴨は 須賀川（市）の芹沢温泉と似てるよね 彼の故郷の玉造町は 「行方市」施行で「ゆくえ市」と名誤答…かも !! 東京都品川区に五反田がある 加茂にも五反田があり驚いた 江東区に青海【あおみ】があれば 加茂に青海町があってとても驚く…かも !! 加茂 かも カモ Come on 加茂 かも カモ Come on もうしばらくしたら、アニメ動画の絵コンテを描くつもりです。 （決定版の歌詞にする際、一部差し替えられる部分があります…） 全国の「加茂」および「鴨」つながりの市町村がどうなったかは、後に続く歌詞で消化するつもりです。 その３・沖縄県読谷村 2001年に高校の修学旅行で沖縄県（本島）に行ったけど、高速道路の経路の関係で、読谷【よみたん】村を通った記憶がございません… 近くの北中城【きたなかぐすく】村（2009年１月下旬にTVのニュースで北中城の向日葵【ひまわり】の花が紹介された事が記憶に新しいかも？）と中城村や西原町なら、通った気がする…。 「長い間」などで大ヒットした歌手グループ・Kiroro【キロロ】が、「合併しない」と主張した読谷村出身で驚いたけど、（2009年版の）劇場アニメ版『ケロロ軍曹』のテーマ曲を担当すると知って、思わずにやけました。 ん？北海道にキロロリゾートというスキー場があるけど、場内の有線放送でキロロの曲が聴けないかと淡い期待を感じちゃうし…  おまけにバス路線に「228番・読谷おもろまち線」という、世界のナベアツが大喜びな路線名があるし… 「なぜ？」と思ったそこのアナタ !! 電卓で228を３で割ってごらん。 手前にある222という数字を３で割ると、答えが74なので見事に割り切れます。 （なお、この現象は111〜999というぞろ目の数字に見られ、すべて37という数字で割りきれます） 最後に問題です。ここに来るまで、何回「かも」を連発したでしょうか？ おことわり：今回の話は、街（村）が独自に持つ個性と、自治体の取り組みから感じ取れるやる気から、私が３つの市町村を選びました。あしからず。 2009年２月24日以降、何気に盛り上がっている鹿児島県阿久根【あくね】市も、さい阿久根（最悪ね）と言える改革やってたり… （あ、この件もまた突っ込まれる !!） 長野県下條村や島根県海士町などについては、「輝かしき白紙撤回…そして独立を歩む街（村）」にて触れるつもりです。 |
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